今シーズン3回目の船上調査。未明に風雨が強まりましたが、集合時間には晴れて穏やかになり、無事出船することが出来ました。港を出てすぐのところで群れるアジサシに突っ込んできたクロトウゾクカモメ(しかも暗色型と淡色型の2羽)、船の横を追い越して行ったオオトウゾクカモメ、そして過去最も早い時期に確認されたカンムリウミスズメの親子連れなどコーフンの連続する調査になりました。一方、オオミズナギドリは少なく、よい潮目に当たらなかったせいかヒレアシシギ類は確認できないなど、海鳥の個体数としては少ない日となりました。
<観察された海鳥>シロエリオオハム4、クロアシアホウドリ3、オオミズナギドリ108、ハシボソミズナギドリ35、ウミウ10、オオトウゾクカモメ2、クロトウゾクカモメ5、シロハラトウゾクカモメ1、トウゾクカモメ類1、アジサシ17、ウミネコ24、ウミスズメ38、カンムリウミスズメ15、ウミスズメ類9 など。
(写真は、左からウミネコにアタックするクロトウゾクカモメの暗色型、オオトウゾクカモメ、カンムリウミスズメの親子。吉崎駿氏撮影)