三浦半島沿岸及び沖合い海上におけるカンムリウミスズメ観察ルール(推奨)
1.目的
この推奨ルール は、三浦半島沿岸及びその沖合い海域においてカンムリウミスズメの観察を行う際に、日本近海だけでしか生息しない希少な海鳥カンムリウミスズメの採食など 自然な行動を妨げず、またその生息海域を保護することを目的として、城ヶ島沖の海鳥観察グループが推奨するものです。これまでの観察経験からルール策定を 行いましたが、内容については随時見直しを行っていく予定です。
なお、このルールは日本野鳥の会の「伊豆諸島カンムリウミスズメウォッチング推奨ルール」の一部を準用させていただきました(詳細は、日本野鳥の会 伊豆諸島カンムリウミスズメウォッチング推奨ルール)。
2.カンムリウミスズメへの接近時の注意事項~船舶(シーカヤック等含む)等から観察時~
(1)距離・位置
1)鳥が潜るまたは飛んで逃げる距離まで接近しない。
2)船から離れようとしている鳥を、追うように接近しない。
3)鳥が進む方向をふさぐように接近しない。
(2)観察時間
1)逃げる様子が無くても、特定の個体・群れを5分以上観察しない。
2)5分以上経過したら、鳥が進む方向とは逆に離脱する。
(3)方法
1)船は十分に低速で接近し、観察後の離脱も低速で行う。
2)接近中は汽笛・警笛や拡声器などを使わない。
3)泳いであるいはスキンダイビング、スキューバダイビングなどの方法で接近しない。
4)接近中、観察中に大声を出したり手をたたいたりしない。
5)船は急な旋回や急発進を行わない。
6)写真を撮影する際にはストロボを使用しない。
3.その他
1)船上では必ず救命胴衣を着装し、船長の指示に従って行動する。
2)自治体や漁協などが制定している安全ルールなどを遵守する。
3)ゴミや吸い殻などは必ず持ち帰る。
4)緊急時はこの推奨ルールの限りではない。
5)このルールは随時改定する。
以上
2010年3月1日 現在
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