南西強風の日。ハイイロミズナギドリ終認。
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午後の観察。強めの南西風が吹き、雨がパラパラ飛んでくる。オオミズナギドリは15時頃に増えたが、それ以外は1分間に2~10羽とパラパラ通過する程度で少ない。 6月の定例だが雨天中止。南風予報もあって強者担当4名は傘をさしながら観察。視界不良。風向風速の変化が大きい。今日もアカアシカツオドリ(愛称:サッちゃん。一時佐島を拠点にしていたため)がやって来てしばらく採餌していった。10時すぎに雨が止んで急に視界が良くなった時に、オオアジサシや夏羽のハジロクロハラアジサシを観察した。不明アジサシ類8の内訳は、2羽がハジロクロハラアジサシ?、6羽がアジサシ? ベタ凪。潮目が沖にあるのか、鳥は遠く少ない。周辺に鳥がいない海域でアカアシカツオドリが海面から20mくらいの高さを羽ばたきながらしばらく旋回。海面に急降下すると、驚いて飛び立って滑空するトビウオを捕食した。その1匹で満足したのか佐島方面へ去って行った。 前日、温帯低気圧に変わった台風1号は伊豆諸島を通過していった。今朝は波風穏やかになり、オオミズナギドリがあちこちに鳥山を作っていた。そこにアカアシカツオドリがやって来て、鳥山をはしごし、豪快にダイビングしたり、その後海面に浮いて羽づくろいする姿が見られた。 5月の定例。テリハノイバラが一斉に開花した。この花が咲くと春の渡りも終盤。潮目が岸近くにいくつかあるらしく、オーストンウミツバメが単独で飛んで行くのを4回観察。海面に10秒ほどおりているのも見た。尾の長いシロハラトウゾクカモメや背後の城ケ島灯台上空を通過した2羽のクロトウゾクカモメ、沖をゆったり泳ぐ大型ヒゲクジラ類など見所ある定例だった。 シロエリオオハムは6羽と2羽の群れ。アカアシカツオドリは6:20に南東へ飛び去ってから、同一であろう個体が7:10に相模湾内へと戻ってきました。マダラウミスズメは海面上をかなりの速度で飛翔して湾外へ。 やや強い北風。波はほぼないが、細かいさざ波が立つ。大島・伊豆半島はかすんで見えず、富士山も中腹から下はかすむ。ブイは肉眼でもよく見えていたが時間とともに見えにくくなった。 オオミズナギドリとハシボソミズナギドリ、ウミネコは終始飛んでいた(浮いていた)ため概数。アジサシ類は遠かったがおそらくアジサシ。ほかにトビ、ダイサギ(4)、カワウなど。 南西強風。視界は良く、富士山、大島が終始見えていた。オオミズナギドリの川にハシボソミズナギドリが多く混じりスコープで見ていると目まぐるしい。ハイイロミズナギドリと思われるものも10羽ほど見たが識別は難しく、実際はもっと飛んでいたかもしれない。カウントした海鳥のほとんどは海面低く飛んで東進して行った。 強風ではないが南西風が吹き続ける。今日もミズナギドリが多く、オオミズナギドリよりハシボソミズナギドリが多い時間帯もあった。そのハシボソにとっては受難の日で、オオトウゾクカモメとクロトウゾクカモメに執拗に襲われているのを観察した。殺されてしまうのではないかと思うほどの攻撃に思わずお悔やみ申し上げた(汗)。ケイマフリは岩骨付近の海面に浮いていた。羽衣の特徴から恐らく昨日と同個体。 |
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