By 三鳥連, on 2017.05.15
今年3回目の船上調査を実施しました。終始やや強い北東風が吹き、前日の低気圧通過の余波らしいうねりもあり、揺れるは潮は被るはで厳しい観察条件でした。中盤まではクロトウゾクカモメ、シロエリオオハム、アジサシなど飛んでいる鳥は見たものの、海面に浮く鳥は皆無に近く、ウミスズメ類はまったく見つかりませんでした。しかし、後半に西の海域でカンムリウミスズメの親子、アカエリヒレアシシギの群、海面で休息するクロアシアホウドリの群などこの時期ならではの海鳥たちを堪能できました。また、改めて相模湾の海域がこれらの海鳥たちにとって重要であることを再確認しました。 (観察された海鳥) オオハム1、シロエリオオハム8、アビ類11、クロアシアホウドリ11、オオミズナギドリ1200、ハシボソミズナギドリ2、トウネン1、アカエリヒレアシシギ141、ハイイロヒレアシシギ2、クロトウゾクカモメ3、シロハラトウゾクカモメ1、アジサシ80、アジサシ類11、カンムリウミスズメ7(うちヒナ2)、ウトウ2など。他にハナゴンドウ1、イルカ類1、×アカウミガメ→○アオウミガメ(死体)1。(写真はアカエリヒレアシシギの群、クロアシアホウドリの群。飯田智氏撮影)
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By 三鳥連, on 2017.05.01
午前中は大変穏やかな海況でまずは船を沖に走らせました。潮目では見事に赤銅色の夏羽になったハイイロヒレアシシギのメスや流木で休むアジサシの群などをのんびり観察できました。昼から南西の風が吹きはじめ、城ヶ島付近まで戻って、三浦半島沿岸を航行しました。 カンムリウミスズメは潮目などで計7羽を観察。ウミスズメは渡り途中の群れなのか5~10羽くらいの群をいくつも見ました。 (観察された海鳥) シロエリオオハム5、オオミズナギドリ300、ハシボソミズナギドリ1、ハイイロヒレアシシギ4、ウミネコ50、ユリカモメ100、 アジサシ98、シロハラトウゾクカモメ1、トウゾクカモメ類3、ウミスズメ84、カンムリウミスズメ7、ウトウ22など。(写真は 左からハイイロヒレアシシギ、カンムリウミスズメ、アジサシ。神戸宇孝氏撮影)
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By 三鳥連, on 2017.03.26
三浦半島沿岸で船から海鳥の調査を実施しました。午前中は北風が強く寒かったのですが、昼から穏やかになりました。江ノ島から沖ノ瀬まで広い海域を走り、カンムリウミスズメは荒崎沖~沖ノ瀬付近で計15羽を記録しました。ウミスズメとウトウはそれより広い海域でそれぞれ約50羽ずつ記録しました。ほかに潮目でハイイロヒレアシシギを初認。 (観察された海鳥)オオハム5、シロエリオオハム10、アビ類68、アカエリカイツブリ9、カンムリカイツブリ3、クロアシアホウドリ2、オオミズナギドリ32、ウミウ30、ヒメウ1、マガモ2、ウミアイサ3、ハイイロヒレアシシギ1、ウミネコ60、ユリカモメ74、ミツユビカモメ6、カモメ4、セグロカモメ3、オオセグロカモメ68、ウミスズメ50、カンムリウミスズメ15、ウトウ53、ウミスズメ類1など。(写真はウトウ、クロアシアホウドリ、カンムリウミスズメ。佐久間昭宏氏撮影)
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By 三鳥連, on 2016.06.20
三浦半島沿岸で船から海鳥の調査を実施しました。梅雨時は一番海況が穏やかな季節で、午前中はほとんど風もなく、絶好のコンディション。ベタ凪の時間が長く、海面の鳥は見つけられたハズなのにウミスズメサイズ以下の鳥はほとんど見つかりませんでした。今シーズンはカンムリウミスズメやヒレアシシギ類は少ないシーズンと言えるでしょう。変わって先月中旬からハシボソミズナギドリは増えてきて、今日はあちこに浮いている姿が見られました。 (観察された海鳥) オオミズナギドリ503、ハシボソミズナギドリ131、シロハラトウゾクカモメ1、ウミスズメ3、カンムリウミスズメ1 など。 写真は、オオミズナギドリ(左)、ハシボソミズナギドリ(中)、シロハラトウゾクカモメ(右)。益田光年氏撮影
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By 三鳥連, on 2016.05.22
今年3回目の船上からの調査。出港してすぐにアジサシの群れにアタックするクロトウゾクカモメを観察でき、期待したのですが、その後は北東風が吹いて波が立ち、海面の鳥は非常に探しづらい状況になってしまいました。カンムリウミスズメは1羽を観察しただけ。(観察された海鳥) シロエリオオハム2、オオミズナギドリ150、ハシボソミズナギドリ1、クロトウゾクカモメ3、アカエリヒレアシシギ40、アジサシ108、ウミスズメ13、カンムリウミスズメ1 など。 (写真はクロトウゾクカモメ(左)アカエリヒレアシシギ(右)。小田谷嘉弥氏撮影)
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By 三鳥連, on 2016.04.19
今年2回目の船からの海鳥調査を実施しました。天気はまずまずでしたが、潮の流れが少ないせいか海鳥はやや少なく、沖合いは海原が広がるばかりで淋しい状況でした。 カンムリウミスズメは5羽を数えただけでしたが、今回もシロエリオオハムは多く23羽を記録しました。今シーズン、本種とオオハムは例年より多く観察されています。 (観察された海鳥) シロエリオオハム23、オオハム1、コアホウドリ1、アカアシミズナギドリ1、オオミズナギドリ296、トウゾクカモメ1、ウミスズメ20、カンムリウミスズメ5、ウトウ28 など。 (写真はシロエリオオハムの飛翔。佐久間昭宏氏撮影)
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By 三鳥連, on 2016.04.08
三浦半島沿岸で船から海鳥の調査を実施しました。午前中は寒かったのですが、昼から日差しも出て穏やかになりました。例年3月に多く観察されるカンムリウミスズメは少なく7羽のみでしたが、海面に降り立ったシロエリオオハムの群れや、佐島沖を南下するシマアジの大群(魚ではありません。念のため)を観察するなど、注目すべきこともいくつかありました。 (観察された海鳥) シロエリオオハム26、オオハム5、カンムリカイツブリ8、アカエリカイツブリ3、オオミズナギドリ200、シマアジ75、クロガモ3、ウミアイサ1、カモメ2、ウミスズメ54、カンムリウミスズメ7、ウトウ11 など。 (写真はシマアジの群。益田光年氏撮影)
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By 三鳥連, on 2015.05.12
今年2回目の船上調査。前回同様に前半は穏やかな天候でしたが、昼前から南風が吹きました。カンムリウミスズメは数が減りましたが、ウミスズメは20羽ほどの群れが集団で小魚を追うシーンに出会うなど、多数を記録しました。(観察された海鳥) ウトウ10、ウミスズメ49、カンムリウミスズメ10、オオミズナギドリ、ハシボソミズナギドリ、シロエリオオハム など(写真はウトウ(左)とハシボソミズナギドリ(右)。佐久間昭宏氏撮影)
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By 三鳥連, on 2015.05.12
三浦半島沿岸で船から海鳥の調査を実施しました。前半は穏やかな天候でしたが、昼前から南風が吹き、早めに帰港しました。カンムリウミスズメが多く、船上調査では過去最多となる69羽を記録しました(ダブルカウントはあるかもしれません)。 (観察された海鳥) ウトウ、ウミスズメ、カンムリウミスズメ、オオミズナギドリ、ミツユビカモメ など(写真は飛び立ったカンムリウミスズメ(左)とカンムリウミスズメの群れに混じるウミスズメ(右)。小田谷嘉弥氏撮影)
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By 三鳥連, on 2014.07.22
7月下旬の船上調査は初めてになりました。海はベタ凪で観察しやすい条件。潮目沿いではカンムリウミスズメを確認することができました。計4羽でいずれも非生殖羽。ほかにアナドリや浮きにとまるクロアジサシなどを観察しました。 (観察された海鳥と数) カンムリウミスズメ4、シロエリオオハム1、オオミズナギドリ5000、アナドリ1、クロアジサシ1 など。写真は非生殖羽のカンムリウミスズメ(左)とクロアジサシ成鳥(右)(飯田 智氏撮影)
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