海鳥の識別は難しいか

はるか沖を飛んでいくトウゾクカモメ類。波間に見え隠れしながら水面ギリギリを飛んでいくウミスズメ類。陸の鳥と比べて普段あまり見慣れない海上の鳥たちの識別は簡単なのだろうか・・・、そう心配するバードウォッチャーもいるでしょう。確かにはじめは難しいですが、慣れてくるとだんだん見当がつくようになります。経験を積めば識別できるようになる、というのはタカを観察することなどと同じです。ただし、常に識別には細心の注意を払う必要があります。私たちも確実に識別できたもの以外は、ウミスズメ類とかミズナギドリ類などと記録するようにしました。また、何回も現れているのに遠すぎて識別できなかった種類がいます。それがウトウ(?)やアビ類などです。こうした陸からの観察では識別が難しい場合は漁船などをチャーターして、海上から観察する必要があるかもしれません。


 

シロエリオオハム
遠くを飛んでいるアビ類を識別するのは困難。近くの海面に浮いていれば別だけど。



ハシボソミズナギドリ

飛んでいるハイイロミズナギドリと区別するのは意外と難しい。


陸から海鳥を見る魅力 「目次」 トウゾク・盗賊・とーぞく!