最初は抜群の視界。陽炎などがなく、ブイの向こうを通る船名が読み取れたり、 伊豆半島はもちろん、大島の山腹の建物まで見えた。しかし、時間が経つにつれて視界は普通程度になる。また富士山は雲で終始見えなかった。 オオミズナギドリは、普段と同じか多少近めの場所を時間中常に飛んでいる状態だが、4羽/分(7時)、15羽/分(8時)、60羽/分(9時)、5羽/分(10時)と推移。 もっとも、計測直後に数十羽の塊が来たり、その後カタンと飛ばなくなったり 変動が激しい。 ハシボソミズナギドリはオオミズナギドリより近い位置を同じように東に向かって飛び続けていた。(2羽/分(8時)、2羽/分(9時)、7羽/分(10時))こちらも数の変動が激しい。そのグループとは別の動きをしていたのが、「地付き」とでもいえそうな20~30羽で、更に手前の岩礁の向こう側に浮いていたり、普段ウミウやクロサギが飛ぶようなコースを右から左へ、しばらくすると左から右へと、行ったり来たりしていた。その中に数羽ハイイロミズナギドリが混じる。(動き回っていたため確認できたのは2羽) 更に「地付き」の浮いている奴の中には、ぐったりとしてただ浮いているだけのものもいて、釣り船が突っ込んできたときも、ごく近くまで来るまで飛ばず、ひかれたかと思った。既に亡くなって浮いているのもいた。 トウゾクカモメは、オオミズナギドリのカウントを終えたところでブイを通過するのを発見。距離が少しあって、尾羽も短かったが、羽の太さや体型からトウゾクカモメと判断。 オーストンは現場では気が付かず、ハシボソミズナギドリの写真の中に写りこんでいた。 ヒメウは岩礁近くに着水した後、中央の一番高さのある岩礁のてっぺんに上がって、羽を乾かしていた。幼鳥らしい褐色の体だが、首のまわりなどは緑色の光沢色になっていた。 ほかに、ツバメ、トビ、スズメ、ハクセキレイ。