強風の割に何も飛ばず。最後の最後にアカアシカツオドリ褐色型の推定成鳥が飛んだ。
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トウゾクカモメはキャップが明瞭なものの体下面や翼下面に縞模様の残る個体だったため、おそらく第2回夏羽。 セグロアジサシは採餌行動などは見せず、強風に吹き戻されつつも沖へ飛び去った。 オオミズナギドリは城ヶ島付近で鳥山を作っていたため、ダブルカウントしている可能性あり。 アジサシ類20±は一つの群れで相模湾内へ。 ハイライトはトウゾクカモメの成鳥夏羽。突然現れ、岩礁より手前をウミネコかトビのように空バックで飛び去りました。 アジサシ類2羽は7時34分に通過。小型で上面が一様に白っぽく見えた。岸から遠ざかるように飛んだため頭部まで確認できず。 アカアシミズナギドリは7時47分にオオミズナギドリに混じって飛ぶ。換羽していない幼鳥で、摩耗していないからか比較的黒っぽく見えた。 トウゾクカモメは7時49分に300mほどの距離で発見するも、南方向に飛んだためすぐに遠ざかる。この個体、スプーンがなかったため若い個体(第2回または3回)かもしれない。 本日のハイライトは9時16分にやや近くを飛んだオーストンウミツバメ。比較的ゆっくりと飛んだため、翼上面の翼帯と腰の色まではっきりと確認できた。 波は穏やかで鳥を探しやすかったものの、予報ほど風は強くならなかったためか全体的に鳥との距離は遠かった。 カンムリウミスズメは2個体とも繁殖羽。トウゾクカモメ類6羽の内、4羽は群れで通過。 ・スタートから8時台はまんべんなくいたオオミズナギドリだが、9時台は大島側に多く、相模湾側にはあまりいなくなった。その後餌を見つけたのか、50羽、100羽単位の群れで海面近くを飛ぶシーンがあった。 ・ヒレアシシギのような2羽が飛んでいたが、強風に巻かれて見えなくなった。 ・ウミスズメ類が全く飛ばなかった。強風による悪条件とはいえ、今シーズンはウミスズメに会う機会があまりに少ない。 ・海上を飛んでいた陸の鳥:ツバメ、ドバト(伝書鳩?) ・その他観察できた鳥 ヒメウ、ウミウ、アオサギ、ウミネコ、セグロカモメ、トビ、ハクセキレイ、ハシボソカラス ・7時台から8時台はミツユビカモメ、その後はウミネコが大量に移動していった。さらにカモメも混じっていた。 ・コアホウドリ、クロアシアホウドリは概して遠かったものの、ダイナミックな飛行で皆を魅了した。 ・フルマカモメも強風のためダイナミックなソアリングを見せ、ハジロミズナギドリと見紛う場面が多かった。 ・その他観察できた鳥 ヒメウ、カワウ、オオセグロカモメ、セグロカモメ、キンクロハジロ、トビ、ハクセキレイ 海上一面にコアホウドリが乱舞し、スコープを覗くと同時に10羽ほど視界に入ることも。 その中をフルマカモメ(白色型は1羽)やミツユビカモメが飛んだり、時折遠くでトウゾクカモメのミツユビカモメに対する盗賊行為が行われていたり、ハジロミズナギドリが近くを飛んだりと、まさに夢のような光景だった。 アホウドリはおそらく4~6歳くらいの亜成鳥で、12時44分頃に相模湾方向から出現。向かい風の中をゆったりとソアリングしながら東へ飛去した。 ※コアホウドリとミツユビカモメは数が多すぎてカウントできなかったため、何度か数分間カウントし時間換算した概算の数。 |
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